精密治療をご存知ですか?
最新の治療法であり、健康な歯を出来るだけ削らない治療法です。歯は一度削ると元には戻りません。歯の寿命を長くするには、出来るだけ健康な歯質を削らずに残すことが重要です。
拡大鏡(ルーペ)を使用する
健康な歯質を削ることを出来るだけ避けるため、拡大鏡を使用します。
お口の中は小さく、暗いのでとても見えにくいため、拡大鏡と専用のライトを使用することで健康な歯質と虫歯菌に感染している歯質を、細かく見極めることが可能です。
あべ歯科クリニックでは、全ての歯科医師・歯科衛生士が使用しております。
裸眼の視野と拡大鏡の視野の比較
裸眼で見たときの視野と、拡大鏡「サージテル」(倍率8倍)で見たときの視野です。
その差は一目瞭然です。大きくお口の中を見ることで、詰め物をぴったり合わせたり、歯を削ることを最小限にとどめたり、虫歯を早期発見することができます。精密治療をする上で、拡大鏡を使用するメリットが大きいことがわかります。
暗い視野と明るい視野の比較
こちらは、歯の根の治療をしている写真です。左図が診療台についているライト(無影灯)だけで見た視野、下図が拡大鏡にライトをつけて見た視野です。ただでさえ暗いお口の中ですので、歯の根の中は真っ暗です。本の小さな文字を読むときに虫眼鏡を使用しても部屋が暗いと読むことができないことと同じです。
従来より歯科医はミラーで光を反射させたりしていましたが、現代では、拡大鏡にライトをつけて明るくすることが可能となりました。
最小の器具を使用する
健康な歯質と感染歯質の境界はとても細かく複雑です。
拡大鏡を使用のもと、専門の最小で精密な器具(ダイヤモンドバー・ラウンドバー)を使用して治療を行います。